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December 7, 2008 - December 13, 2008

2008.12.07

立浪、引退決断 更改後サプライズ表明「来季限り」

081206

中日の立浪和義内野手が来季限りでの現役引退を決断。球団に報告し、会見で表明した。来季の契約を2000万円減の8000万円で更改した立浪は、22年目に向けて「最後の力を振り絞る」と宣言。不退転の決意でグラウンドに立つ。
 あまりに唐突に、そして潔く立浪が引き際を決めていた。さらに球団に伝え、会見の場で公にもした。 「来年が最後のつもりでやります。1年悔いのないように。思い切って、最後の力を振り絞ってやります」
 年俸8000万円での一発更改。だが、金額の話題など吹き飛ばすように“最後”という言葉が何度も立浪の口をついてでた。それがうわべだけの覚悟ではないことも、立浪は説明している。
 「来年の結果? 打つ、打たないじゃなくってそうしようと思っています。100%? 自分の腹の中では。自分で決めろと言われているんで、大変ですが自分で決めないといけません」
 結果を残せなかったらやめる。これは背水の陣。そこにはやめたくないという本心があるはずだ。だが、立浪は違う。すでに明鏡止水の域に達しているといっていい。もちろん、体調、成績いかんによっては心変わりもあるだろう。だが、そんなことも考えた上での言葉である。少なくともこの日の立浪を見る限りでは、心に揺れも迷いも感じられなかった。では、なぜ今、この時期に…。
 「今年は4月、5月と本当に打てなかった。正直、ダメかな、引退かなと考えた時期もあります。力がなくなったとも思ったし、まだまだやれるとも思いました。いろいろな葛藤(かっとう)があったんです。そんな中で、1年間気持ちだけは前を向いてやれました。このままユニホームを脱ぐのは寂しい。いろいろと考えて出した結論が『何とかもう1年』だったんです」
 現役続行を決めた時点で立浪は自身の余力を悟り、ラインを引いたのだ。2009年が『ラストイヤー』。だが、決意を心に秘めたままでは、打っても打てなくても周辺が騒がしくなる。ならばさらけ出そう。もちろん、それで野球がおろそかになることはない。むしろ気持ちは楽になり、打席に集中できるというメリットが期待できる。
 「チームが勝つことです。そして1本でも多くヒットを打つことです。1年貢献して、区切りをつけたいんです」
 打てずに脱ぐのではなく、打って終わりたい。それが立浪の美学。ファンはファイナルシーズンを、心して見届けねばならない。
◆立浪、一問一答
 -現役引退ということなのか
 「ボクはそういう形でいいと球団にも言いましたが、球団は「それくらいの覚悟でという言い方でいいんじゃないか」と。でもボクは(そういう報道で)いい。書き方は任せますよ」
 -あくまでも前向きな決意であることは伝わってくる。とはいえ…
 「1年で終わるというつもりです。野球は終わろうという決意でいます。うまくいくときはうまくいくし、頑張ってもうまくいかないときはいかない。ただ、やるだけのことをしっかりやってシーズンに臨みたいんです」
 -オフはどう過ごす?
 「今年、何年かぶりに秋季練習に参加しましたから、ここで体を休ませるともったいない。少しずつランニングやウエートトレを継続してやっていくつもりです」
 -兼任コーチとしての思いは?
 「兼任ではあるが、選手として成績を出すことが、あれだけの応援してくれているファンへの恩返しと思っている。いい場面で使ってもらっているだけに、凡打が重いんです。最後の力を振り絞ってがんばる。皆さんの期待に応えられるように」
 -今季の成績不振は体調面もあったと思うが
 「体が悪いというのは関係ないです。ただ、後半戦は練習方法を変えてみて、少しうまくいった。ノックを多めに受けたりして。自分に対して、変に過保護なところがあったかなと。なら、思い切ってやってみようと考えたんです」

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