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April 6, 2008 - April 12, 2008

2008.04.12

元・巨人の150キロ右腕、うどんに全力投球

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その道一筋に生きてきたスポーツ選手が若くして所属チームを解雇された後、どう生きるか。プロ野球の巨人で投手だった條辺剛さんは第二の人生に「うどん」を選んだ。球界を去って3年。かつて150キロを投げた右腕でめんを打つ。苦しい修業を経て、自分の店を開くところまでこぎつけた。
 額に汗を浮かべ、自ら手打ちしためんをゆでる。客を迎える本番は間近だ。妻の出身地に近い、埼玉県ふじみ野市。東武東上線上福岡駅前に讃岐うどんの店「條辺」が開店する。
 01年、長嶋巨人最後の年に中継ぎ投手として活躍。今は大リーガーとなった岡島秀樹投手とのリレーで名を売った。しかしその後は成績が振るわず、05年に戦力外通告を受けた。実働6年で111試合に登板、9勝13敗6セーブ、防御率4.58だった。
 徳島県・阿南工高の出身。同郷の先輩で当時投手コーチだった野球解説者、水野雄仁さんの勧めもあり、ふるさとでもなじみの深い、讃岐うどんの職人を志した。
 「本場の手打ちうどんにこだわりたい」と、高松市にある名店「なかにし」に弟子入り。毎朝午前4時から仕込み作業を行い、両腕に痛み止めの注射を打ちながら、めん棒で小麦粉を伸ばして修業を積んだ。
 自分の店に掲げるのれんには、長嶋茂雄元監督が左手で店名を書いてくれた。「われわれも選手のセカンドキャリアに協力しなければ」と快く引き受けてくれた。
 「協力してくださった多くの方に感謝したい」と條辺さん。150キロを投げた力と188センチ、103キロの体格を生かし「讃岐の売りでもあるコシの強いめんを味わってもらいたい。本場の味を関東の方に安く提供したい」。店を成功させ、元選手の第二の人生の可能性を示したいと思っている。

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2008.04.09

福田首相カヤの外…就任後初の国政選挙も応援オファーなし

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支持率低下が止まらない福田康夫首相が、衆院山口2区補選(27日投開票)の応援オファーを受けていないことが分かった。15日の告示へ向け自民候補の陣営には、安倍晋三前首相や高村正彦外相ら大物議員が駆けつける予定だが、首相の山口入りは今のところなし。「来てマイナスという側面もなくはない…」と陣営側では、今後も応援を要請するつもりはないという。首相就任後初の国政選挙を福田首相は、リング外から観戦することになりそうだ。
 自民候補・山本繁太郎氏の党決起集会が行われる11日には、安倍前首相や高村外相、増田寛也総務相らがぞくぞくと山口に入る。大物閣僚だけでなく、平沢勝栄衆院議員や山本一太参院議員などメディアでおなじみの議員も駆け付け“総力戦”の様相だ。伊吹文明幹事長の応援もスケジュールに入っている。
 だが、応援の政治家リストに肝心の名前が載っていない。「首相は忙しい方ですから…」と山本陣営は遠慮を強調するが本音は別のところにありそうだ。福田内閣は、ガソリン税などの暫定税率をめぐるドタバタなどで支持率が急降下中。「危険水域」とされる20%台に突入している。同陣営では「今、政界が微妙な状況。福田首相が応援に来てマイナスという側面もなくはない」と明かした。
 「国政選挙の応援に首相が呼ばれないのは極めて異例」と話すのは政治評論家の浅川博忠氏。06年4月の衆院千葉7区補選では、当時の小泉首相と民主党の小沢代表が応援に入ったように、特に補選は各党が戦力を集中して投入する。「しかも福田首相にとって初めての国政選挙なのに。応援に呼ばれなかった首相は女性スキャンダルで失脚した宇野宗佑氏、失言を連発した森喜朗氏くらいですね」
 一方で浅川氏は「山口が地元の安倍氏と福田首相の不仲が、地元でも尾を引いているのでは」ともみる。「福田首相が官房長官時代に安倍氏は副長官。北朝鮮拉致問題をめぐり両者は対立したとされ、相互不信が残っている」という。安倍氏も07年の参院選で首相として惨敗した“実績”があるが山本陣営では「それは済んだ話ですから。やっぱり山口は安倍さんの地元です」と気にしない意向だ。
 「補選で山本氏が大差で負けるようだと“福田降ろし”の風が本格的に吹くかもしれない」と指摘する浅川氏。そんな自身にとっての大一番も、福田首相は蚊帳の外から見つめることになるのだろうか。

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