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2008.09.14

長渕剛「とんぼ」を生披露 10・1清原引退試合

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シンガー・ソングライターの長渕剛が、10月1日に京セラドーム大阪で開催されるオリックス清原和博内野手の引退試合後のセレモニーに駆けつけ、同選手の入場テーマ曲「とんぼ」を生で披露する。公私にわたって背番号「5」を励まし続けてきた長渕は、このほど本紙のインタビューに応じ、「ギター一本ぶら下げて、彼の魂に届くように歌ってあげたい」と胸の内を語った。
 「白球を希望に乗せて空に打ち上げて、空振りしてもホームランを打ってもスタンドが沸く。華のある男が出現したなって思って見てたら、そいつがまさかオレの歌を10代から聴いていたなんてね。一日も早く会いたかったよ」
 1999年、清原は故障に加え、打撃不振に対して巨人ファンからも痛烈な批判を浴びていた。そんな折、清原が自分のファンだと知った長渕が、2000年のライブツアーの大阪公演に清原を招待。それぞれの世界で、10代からまっすぐ夢を追い続けた2人は意気投合し、義兄弟のように男と男の友情を温めあってきた。
 昨年6月、清原が左ひざ手術のため渡米する際、長渕は燃える不動明王の絵を約1週間かけて描き上げた。「ヤツがものすごく悩んで苦しんでたからね。『おまえこそが、不動明王なんだ。おまえ自身が炎であり光なんだ』って伝えたかった。そしたら、『このエネルギーは強烈です。頑張ります』って喜んでくれたなぁ」
 だが、リハビリが思うようにいかなかった背番号「5」は引退を決意。その直後、長渕の自宅に使い込まれた1本の傷だらけのギターを持って訪れた。昨年9月、全国ツアー大阪公演のリハーサル中にあいさつに訪れたときに、長渕からプレゼントされたものだった。「お願いがあります。引退試合のとき、このギターで『とんぼ』を歌ってくれませんか?」。照れくさそうにする大男に、長渕も「いいよ」と即答した。
 「いちずの道を求め、強さを求める男は純粋だ。だから傷つきやすいんだ。しかし、片足を切ってまで夢を球団にささげた男が今までいただろうか。日本人みんなが、彼のいちずな精神をまっすぐ見つめて、これからの野球人生にエールを送り続けることが大切だと思う」
 自分とともに傷つき、戦ってきた最高の“武器”は、長渕にとってはギターであり、清原にとってはバットだった。清原がそのバットを置く日、長渕もまた、深い傷が刻まれたギターで、弟分の第2の野球人生にエールを送る。

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Tracked on 2008.10.01 at 20:54

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