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June 24, 2007 - June 30, 2007

2007.06.29

1億円の小切手、緒方容疑者が総連と契約後に作成

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在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物を巡る詐欺事件で、元公安調査庁長官の緒方重威(しげたけ)容疑者が朝鮮総連と土地などの売買契約を結んだ6日後、1億円の預金小切手を作成していたことがわかった。
 東京地検特捜部はこの預金小切手の存在を記載した緒方容疑者の手帳と小切手自体を押収している。特捜部では、この1億円は取引を仲介した元不動産会社社長が朝鮮総連側から受け取った4億8400万円の一部で、緒方容疑者が別の取引で「見せ金」にするために保管していた疑いがあるとみて調べている。
 調べによると、緒方容疑者らは4月中旬、中央本部の土地・建物の購入を依頼され、5月31日、緒方容疑者が代表を務める「ハーベスト投資顧問」(東京都目黒区)が35億円で購入し、朝鮮総連が5年後、購入価格より3億5000万円高い38億5000万円で買い戻す契約を結んだ。
 朝鮮総連は、元不動産会社社長・満井忠男容疑者から手数料などの名目で4億8400万円を要求され、契約締結の1か月以上前の4月中旬~下旬に、満井容疑者に全額を前払いした。満井容疑者は受け取った後の同月中に、緒方容疑者の銀行口座に約1億円を送金していた。
 特捜部は、今月13日の緒方容疑者の自宅や事務所への捜索で、緒方容疑者の手帳を押収。手帳の今月6日の欄に、「1億円の預金小切手を作成」「印鑑と通帳、満井」などと記載されていた。預金小切手は、銀行の貸金庫に保管されており、これも捜索の際に押収されたという。
 預金小切手は、銀行が支払人となって振り出す小切手で、安全性が高い。このため、取引相手に自分の信用力が不足している場合や不動産などの高額取引に使われるケースが多い。
 特捜部は、この預金小切手の原資は、満井容疑者を通じて得た朝鮮総連側からの4億8400万円の一部の可能性が高く、緒方容疑者が、別の取引の「見せ金」にするために、預金小切手にしていた疑いもあるとみて追及している。
 緒方容疑者はこれまでの取材に対し、「1億円は朝鮮総連とは全く関係ない金。満井さんとの仕事の関係で、1年くらい前に入金された。僕は預かっただけ」などと話していた。
          ◇
 緒方容疑者は接見した弁護士に「罪にならないのに逮捕された。よく調べてほしい」と話したという。

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