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May 27, 2007 - June 2, 2007

2007.06.01

白鵬バッチリ「不知火型」

0601
大相撲名古屋場所(7月8日初日・愛知県体育館=中日新聞社共催)で第69代横綱としてデビューする白鵬=宮城野部屋=が東京都墨田区の同部屋で不知火型の土俵入りを披露した。白鵬は「すべてひとつひとつが初めてなので難しい」と初々しい感想を漏らしたが、指導した立浪一門の安治川親方(元横綱旭富士)は「せり上がりが格好いい」と評した。化粧まわしは半世紀前に宮城野部屋中興の祖・43代横綱吉葉山が現役時代に使用した三つぞろい。太刀は24代鳳が使っていたものを借用した。
 やはり白鵬は絵になる男だ。192センチ、155キロ。すらりとした体格には不知火型がよく似合う。「きのうから楽しみにしていたんですよ」と白鵬は言った。ところが長さ5・5メートル、重さが13キロの綱を初めてつけた時、顔をしかめた。「腰が砕けそうになった」という。
 最初は見よう見まねだったが、安治川親方(元横綱旭富士)に指導を受けるうちに様になってきた。次は太刀持ちの安美錦、露払いの龍皇を従えて土俵に上がった。不知火型のハイライトは下からせり上がりの場面だが、これをきれいにやり遂げ、上がり座敷にいた関係者から大きな拍手が起きた。白鵬は「自分でゆっくりと思う以上に、ゆっくりやったらと(安治川)親方にアドバイスをもらいました」と言う。早くも“コツ”をつかんだようだ。
 「足腰がいいから低いところからのせり上がりが格好いいよ」と安治川親方は褒めた。「それぞれの個性は自分でつくっていくもの。手順さえ覚えればいけるよ」とも。
 白鵬は史上最多の32度の優勝を誇る大鵬親方に土俵入りの経験談を聞いたことがある。「親方は相撲で2番取るのと同じだよ、と言った」。白鵬は「その時、なに言ってるの、と思った」そうだ。ところがこの日、実際つけてみて「その通りで大変だった」と苦笑した。
 白鵬は、土俵入りのけいこが終えても「これから練習したい」と自宅に直行した。初お披露目は1日、明治神宮での奉納土俵入りだ。
 【不知火型】 2つある横綱土俵入りの型の1つ。せり上がりの際に両手を左右に開くのが特徴。これに対して朝青龍や貴乃花の雲竜型は、右手を伸ばし左手を胸に当てながらせり上がる。ともに幕末期に活躍した横綱のしこ名が起源。攻めと守りの両方を兼ね備えている雲竜型に対し、不知火型は攻めの姿を強調している。綱の締め方も雲竜型は輪が1つだが、不知火型は2つで、近年では双羽黒、3代目若乃花らが採用。在位期間が短いというジンクスがあり、当初は白鵬も渋ったといわれる。

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