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2007.03.14

巨人、新ドラフト提案 希望枠撤廃へ…「日本版ウエーバー」今秋実施

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西武の裏金問題に端を発した12球団の代表者会議が東京・高輪のホテルで開かれ、巨人・清武英利球団代表が「日本版ウエーバー」を提案した。高校生をそのシーズンの上位球団から、大学・社会人は下位球団から指名する希望枠を撤廃した方式で、FA権取得期間短縮についても独自のプランを披露した。同会議では現行のドラフト制度を白紙に戻すことで合意。アマ側、選手会との今後の話し合い次第では、いっきに新制度が成立する可能性が高まった。
 不正の温床といわれていた希望枠の撤廃を、巨人・清武代表が12球団代表者会議で訴えた。「希望枠をなくすということだけを言う人がいるけど、それでは前に進まない。その代わりを具体的にどうするかを描かなければならない」と話し、提案したのは「日本版ウエーバー」だった。
 シーズンの下位チームから指名していく単純なウエーバー方式ではなく分離ドラフトの考え方に立ち、高校生は上位チームから、大学・社会人は下位チームから指名するというものだ。また、上位の指名権を得るため故意に順位を下げようとする敗退行為に対しても、下位のチームは抽選にするという項目も盛り込まれているようだ。
 さらに清武代表は、ドラフトとリンクしてくるFA権取得期間を短縮させる意向も示した。現行は9年だが、FAによる国内移籍は大学・社会人は5年、高校生は6年とし、補償金や人的補償は求めない。FAによる海外移籍は9年という独自のプランも披露した。
 「選手に自由がある制度は絶対に必要。いまはトップの選手だけに希望枠という形の自由が保証されているが、今度は自由を5~6年で与えようというもの。入り口の自由をなくすのだから、出口の自由を作らなくてはならない」と新方式について説明した。
 西武の裏金問題で、パ・リーグはこの日午前に緊急理事会を開き、理事長を務めるロッテ・瀬戸山隆三球団社長は「全球団一致ではないが、おおむね希望枠撤廃の声が多かった」と話した。その後の12球団代表者会議では、希望枠を含めた現行の分離ドラフトで固まっていたドラフト制度が白紙に戻された。
 「希望枠存続を望む球団もあったが、ドラフト制度は1度白紙にして、アマチュア側の意見も聞かなくてはならないということになった」と阪神・野崎勝義球団取締役連盟担当は話し、希望枠の有無をめぐる賛否の情勢は変わっていないことを強調。白紙に戻されたことを続く選手会との協議で伝えた。そして再び12球団代表者会議を開き、アマ側に協議を求めることを確認。アマ側もこの日のうちに了承し、16日にプロアマ協議会が開かれることになった。
 「日本版ウエーバー」はアマ側に異論はないと見られ、早ければ21日に開かれる12球団代表者会議で新ドラフト制度が決まる見通しだ。
 ◆分離ドラフト 05年から2年間の暫定措置として、高校生と大学・社会人の2度に分けてドラフトを行う分離ドラフト制度になった。大学・社会人では04年までの自由獲得枠2枠が「希望入団枠」となり1枠に減らされた。高校生は1巡目は入札となり重複した場合は抽選。外れ1位はウエーバー順で指名。大学・社会人で希望入団枠を行使を表明しなかった球団のみ2巡目をウエーバー順で指名。3巡目以降はウエーバー、逆ウエーバーを繰り返す。大学・社会人は希望入団枠の行使を表明しながら、締結に至らなかった球団が1巡目を指名。高校生ドラフトで1巡目入札に参加しなかった球団が2巡目を指名。3巡目以降はウエーバー、逆ウエーバーの繰り返しになった。
 ◆ポスティングシステム(入札制度) 1998年に締結された「日米間選手契約に関する協定」により導入された。海外移籍を希望する選手の意思を所属球団が認めた場合に適用。メジャーリーグのコミッショナーに最高入札額を提示した球団が交渉権獲得。日本球団が合意すると交渉開始、契約に至れば入札金が球団側に支払われる。
 ◆フリーエージェント(FA権) 1993年オフから導入した、いずれの球団とも契約を締結できる権利。1シーズンの出場選手登録145日を1年と換算し、9年に到達すればFA資格を取得。年俸は前年の現状維持が上限、下限はなし。代わりに契約金が発生。他球団に移籍した場合は、金銭及び選手による補償がある。2度目のFA権は4シーズンで再取得できる。
 ◆ウエーバー 本来、選手を放出するための「権利放棄」の意味。日米球界ともに、ある球団が戦力外と判断した選手をウエーバー公示した際、獲得の意思表示をした場合に、原則その選手が所属する同一リーグのチームが優先。同じリーグの場合には成績の下位チームが優先される。また、米国のアマチュア・ドラフトの指名順も下位球団からとなっている。そのため、日本では下位から順に指名できることを「ウエーバー制」という意味で使っている。

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Comments

この問題は氷山の一角であると思う。逆指名した選手の多くは大なり小なり金銭を受け取っていた可能性がある。余り詳しく調べると大きな問題になりそうだ。

Posted by: Hero | 2007.03.20 at 18:52

早稲田 清水選手は被害者なのか。こんな人間が永久追放されなければ、真剣に野球に取り組み野球を愛している子供達大人達は、どういう気がするだろう。

1.高校時代、西武と裏金契約していること自体、明らかなルール違反であることは、本人も親もわかっている。この時点でスポーツ選手から永久追放されるべき。
2.一場選手の問題が発覚しても、自分の事は隠していた。
3.西武から入団の裏約束を破棄する(選手が使えなくなったから破棄するのではなく西武はこういうことはもうしないと決めたから破棄した)代わりに、その分の金を渡すと言われたときも、本来なら金を受け取らずにこの事を学校に報告すべきなのに、
金だけ受け取って黙っていた。
4.西武から公表すると言われたとき、自分からはっきり公表するべきなのに、名前を隠すこと、本人は知らなかったことにする事を受け入れた。
5.西武が公表後、父親は本人はまったく知らないと嘘をついていた。本人も嘘を貫き通していた。
6.早稲田の学内調査で追及され、隠せなくなり本人が裏金契約をしたことを白状したが、これは、追及されて白状したことで、本人が自主的に言ったのではない。
つまり、自らが自首してきたのではなく、取調べにあい白状したもの。自分からすすんで白状したのなら、早稲田の学内調査の前に白状しているはず。
7.こういう経緯があるにもかかわらず、公開の場で、自分からすすんで白状したように嘘をつき、すべては西武に言われてやったことで自分は被害者ですと、嘘を平然と言っている。
8.普通の人間なら、こういうことがあると、自ら西武にも頭を下げて、金を返すべきなのに、金はもらったままで平然としている。

Posted by: 田中駿一 | 2007.03.17 at 19:48

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