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December 4, 2005 - December 10, 2005

2005.12.10

王JAPANは1番イチロー!2番井口

王ジャパンがメジャー1、2番コンビで世界の強豪に対抗する。来年3月に開催される野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表監督を務めるソフトバンク・王貞治GM兼監督は都内でオーダーについて言及。1番・イチロー(マリナーズ)、2番・井口(ホワイトソックス)による機動力野球で臨む構想を明かした。代表選手が発表され、世界の王が「スモール・ベースボール」で世界一を目指す。
メジャーのスーパースター軍団をそろえる米国や、中南米の列強に対抗する手段はある。「向こうと同じことをやっていても勝てない。機動力とか継投とかをうまく使って日本式の野球で勝負する」と、メンバー発表に備えて福岡から上京した王監督が、戦いの青写真を披露した。
 パワーでは劣っても、スピードと技で十分に勝機を見いだせるはず。指揮官が掲げた「日本式の野球」とは、今季、世界王者に輝いたホワイトソックスに象徴される「スモール・ベースボール」だ。バントやエンドラン、盗塁などの小技を多用して、少ないチャンスをものにし、守りの野球で逃げ切る。特に短期決戦に適しており、WBCでも威力を発揮するのは間違いない。
 世界をかき回すのに、うってつけのコンビがいる。世界一の安打製造機、イチローと、ホ軍の「スモール・ベースボール」に、2番打者として中心的な役割を演じた井口だ。イチローに関しては3番に置くことも考えられるが、王監督は「1番? 彼がいちばん、塁に出る確率が高いからね」と先頭打者での起用を示唆。王野球も熟知している井口との1、2番で、1点を奪いにかかる作戦になりそうだ。
 いよいよ、全容が明かされる王ジャパン。紆余曲折はあったものの「オールスターの2チーム編成ではなく、日本で1チームだけ。なかなかのメンバーがそろった」と指揮官の表情も手応え十分だ。イチロー、井口の他にも今季の両リーグ盗塁王、阪神・赤星、ロッテ・西岡ら機動力野球を担う人材が名を連ねるはず。「4番・松井」だけは見切り発車となるが、世界一さえ夢ではないドリームチームがお披露目される。

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2005.12.09

上原が新人に3か条

1209巨人・上原浩治投手が東京よみうりランドのジャイアンツ球場で練習後、同所を視察した9人の新人選手と“ニアミス”。金の卵に向けてプロで成功するための「3か条」を贈った。
 期待と不安で胸いっぱいのルーキーたちに、エースから何よりのプレゼントだ。G球場での自主トレも3日目。上原は寒風吹きすさぶ中、ランニング中心のメニューで汗を流した。9人の新人が視察に訪れた時には、室内練習場で着替え中。若武者らと直接の対面はなかったが、帰り際に報道陣を通して3か条の「贈る言葉」を語り始めた。
 「まず、プロの世界は入るだけの世界じゃない。結果を残しての世界だから、頑張って欲しいね。そして一人でもできるような、強い人間になって下さい。あと、マスコミには十分気をつけろ、とね。ここ、二重線引いといて」笑顔で言い残し、球場を後にした。
 実体験に基づく言葉だ。98年ドラフト1位で入団。ルーキーでいきなり20勝し、その後もG投の中心として活躍してきた。それは入団後もたゆまぬ努力を積み重ねた結果。5日から始めた自主トレでも、どの若手よりも長い時間をかけて、じっくりと体を動かす。そして、プロは自分しか頼れない、厳しい世界。自らの哲学を確立した上で、マスコミと接するべきだとの持論を展開した。
 これを伝え聞いた辻内は、3か条を暗記して早くも報道陣に披露。「もう覚えました。ありがたいです。書いて壁に張ったり? ぜひそうしたい」と肝に銘じた表情だ。上原の熱きスピリットは、着実に次世代へ伝承されていく。(

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2005.12.08

原監督が現行制度に「NO」

今こそポスティング改革12球団でルール作るべき
 巨人・原辰徳監督がポスティング制度の見直しとルール改正を訴えた。適用を巡って球団間に“温度差”があることを問題視。「12球団全体で、ルールを作るべきだ」と早急な改革着手を主張した。
ポスティング・システムに現場を預かる指揮官からも「ノー」の声があがった。巨人・原監督だ。この日、所用で訪れた千葉県内で取材に応じ「今こそポスティング制度そのものを考えるべき。プロ野球全体で、しっかりとしたルールを決めることが大事ですよ」と話した。
 米球界への移籍を目指す選手を、米国の球団が入札(ポスティング)して移籍先が決まる同制度。昨年は上原(巨人)や松坂(西武)が希望。今オフは森(西武)、入来(日本ハム)がすでにポスティングにかけられた。しかし、この制度を認める球団、認めない球団のスタンスがまちまち。井川(阪神)、石井(ヤクルト)のケースは球団と選手との話し合いが紛糾した。
 指揮官が問題視するのも、この各球団で足並みがそろわない点だ。「同制度で行かせる球団と行かせない球団がある。希望して世間からたたかれた選手もいれば、逆に行かせてお金の入った球団もあるわけでしょ」と混乱が起きている実情を懸念する。
 巨人では渡辺会長や清武代表が制度撤廃を主張している。また、上原も「12球団が平等なら」と制度の見直しを求めている。指揮官は撤廃の賛否について明言を避けたものの、現行制度に問題点が多く、改革には早急に乗り出すべきだと持論を展開。「FAを取得する前年はポスティングを認めるとかね」と改革プランの一例も挙げた。
 選手、フロントだけでなく現場の首脳陣も異議を唱え出したポスティング制度。原監督は「経営者、日本野球機構、現場がバランスよく見て、しっかりしたルールを決めることですよ」と強く訴えた。

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2005.12.07

由伸、緊急手術 WBC絶望

1207巨人・高橋由伸外野手が、右足首の骨棘除去の緊急手術を受けることが分かった。7月8日の広島戦(広島)でフェンスに激突し負傷。その後、順調に回復したかに思われたが、シーズン終了後、数回にわたって検査を受けた結果、手術が必要であることが判明。近日中に都内の病院で手術を受ける。3月に行われる国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の候補選手に入っており、出場は絶望的となった。
順調に回復したかに思われていた右足首の状態は、想像以上に思わしくなかった。シーズン終了後、数回にわたって都内の病院で精密検査を受けた。結果、手術が必要であることが判明し、この日までに「緊急手術」することが決まった。
 けがを恐れない積極果敢なプレーの代償は大きかった。7月8日の広島戦(広島)、フェンス際の激しいプレーで右足首を負傷した。約1か月半のリハビリを経て復帰。その後、強行で戦列に戻りシーズンを最後まで戦ったが、もうひとつ状態は思わしくなかった。来季の雪辱を誓って、秋季キャンプにも参加。同時に、入念な検査を何度も受けていた。
 負傷したことで、右足首の骨に突起部分ができた。これが骨棘となり、痛みと腫れを引き起こす原因となっていた。球団、原監督と話し合った結果、長いシーズンを考えた上で、万全を期すため、骨を削る緊急手術を近日中に行う。勇気ある決断を下した。
 復帰時期については、切開し細かな部分を見てみなければ、現時点では分からない状態。同様の手術を受けたサッカー選手が、約2か月から3か月で実戦の動きができるまでに回復しているが、時期的に見ても「選ばれるのであれば、ぜひ出たい」と語っていた3月に行われるWBCへの出場は絶望的。01年、台湾で行われたワールドカップで日本代表の4番を務め、昨夏のアテネ五輪でも長嶋ジャパンのクリーンアップを任されるなど、国際試合には欠かせない由伸の離脱は、本人以上に王ジャパンにとって、残念な結果となった。
 まずは、痛んだ部分の回復に全力を注ぐ。そのために緊急手術を決断した。1日も早い復帰を目指して、懸命なリハビリが続く。

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2005.12.06

工藤、来年こそVでメジャー

1206巨人・工藤公康投手が来季チームを優勝に導いたうえで再来年、米大リーグに挑戦したい意向を明かした。都内で開かれた野球教室に参加後、メジャー挑戦について「そういう気持ちはある。優勝した時に考えたい」と明かした。今季は球界最年長2ケタ勝利を達成。43歳での夢が実現すればメジャー最年長デビューとなるベテラン左腕は、あこがれの大リーガーを目指し来季もフル回転を誓った。
心にいつも、夢がある。42歳になった今でもしぼまない。工藤が、毎オフ恒例の野球教室「チャリティ・キッズ・ベースボール・スクール」を東京・神宮室内練習場で開催。100人を超す野球少年の笑顔に勇気づけられ、チャレンジャー精神を燃え上がらせた。
 「ベテランだからといって夢を持っちゃダメというわけじゃない。43歳のおじさんに『やっていいよ』という声があるかどうか分からないけど、そういう気持ちはあるよ」と来オフのメジャー挑戦プランを披露した。
 今季の工藤は衰え知らず。自身の記録、数字を着々と伸ばした。チームトップの11勝をマーク。通算勝ち星を212勝とし奪三振数も歴代7位の2696に達した。9月半ばまで先発ローテーションを守り抜いた。まだまだ現役。最前線でやれるという自信が、メジャー発言に結びついた。
 1年ぶりの“宣言”だ。昨年10月、自主トレで米アリゾナ州に旅立った際にも「優勝したらメジャーへ行きたい」と口にした。しかし、今季は5位に沈んだ。チームが勝たなければ何も言う資格はない。ファン、チームを思って、工藤はいつもリーグVという条件をつける。
 今年も10月から11月にかけて米アリゾナで自主トレを実施。毎年使っているトレーニング施設で、米大リーグの若手選手らから声もかけられるようになった。「彼らのまじめさ、真剣さが伝わってくるんだ。これからも、向こうで通用するような技術を磨き続けたい」と目を輝かせた。
 来季の契約更改交渉に臨む。「オレの年では2年契約してくれない。1年、1年成績を残すしかない」と話していることから単年での契約になりそう。原監督の胴上げ、そしてメジャー挑戦。工藤にはまだまだ、やりたいことがたくさんある。

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2005.12.05

球界初!中京女子大 男子リーグ参戦

愛知大学連盟が加盟を正式承認
 愛知大学野球連盟は愛知・日進市内の愛知学院大で理事会・総会を開き、中京女子大(愛知・大府市)の新規加盟を正式に承認した。来春は準備期間とし来秋リーグ戦から5部で出場することになる。全国初の女子硬式野球部が大学リーグに加盟することで、女子野球の歴史に新たな1ページが刻まれる。
 この日の理事会では、愛知大学野球連盟に加盟している27大学理事による記名投票が行われ、賛成17(委任状4含む)、反対10で中京女子大の加入が承認された。同大学の谷岡郁子学長は「これまで降ろされたままのシャッターを上げる決断をしてくださったのは大変ありがたい」と感慨深げに話した。
 1時間半の話し合いでは、体格差などによる女子選手の安全面の不安や実力の違い、野球部を継続的に存続できるか、など議論が交わされた。しかし、最終的には「連盟は開かれた組織であるべき」「女子だからといって反対すべきではない」という意見が反対意見数を上回った。来年3月の理事会ではコールドゲームの導入などについても検討する予定になった。
 11月10日には同連盟の松尾直規理事長らが練習を視察。「実力差は別にして、(リーグに)十分参加できる印象を持った。危険を回避する基本的な技術は持ち合わせている」と判断した。5部リーグは現状では2校しかないため、来春はオープン参加の形で試合を行うが、仲原庄一監督は「自分たちのやってきたことを試せる場を与えてくれて感謝している」と感激。硬式野球リーグで「男子」対「女子」が戦う夢のような試合が、来春実現する。

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2005.12.04

楽天・野村監督「V9時代の巨人目指す」

1204ノムさんが宿敵・巨人を目指す―。楽天・野村克也新監督が仙台市内のホテルで就任会見を開いた。3年契約で契約金1億円、年俸1億5000万円(推定)。背番号は現役時代と同じ19となった。来年6月、71歳となり史上最年長監督となる老将は、所信表明で「V9時代の巨人がモデルになる」と発言。南海、ヤクルト、阪神で指揮を執り「打倒巨人」が代名詞だった指揮官が、野球人生の最終章で常勝軍団を築くことを誓った。
2001年12月5日、阪神監督を辞任してから4年。プロ野球界に戻ってきた野村監督は「年齢も年齢で、おじいさんの年代に入ったから、思い切ったことができるんじゃないか。万が一、失敗しても失うものは何もない」と不敵に笑った。
 そこで、あえて口にしたのが宿敵だった。「あの巨人のV9時代のチーム作りと編成がモデルになる。ただ打つだけじゃなく、走れるのがいて、投手も柱が4、5人いた。まず守りを固めて攻撃する。王、長嶋。彼らの言動がチームにいい環境を作った」永遠のライバルに賛辞を贈り、目標にすると言い切った。
 “ひまわり”の長嶋に対し、“月見草”と自らを呼び、現役、監督時代、常に“憤”の一字で巨人を敵視した野球人生。しかし、70歳で最弱球団を任され、逆に目標に掲げた。
 この会見を、コーチングスタッフ17人が最前列で聞いた。巨人OBの松本ヘッドコーチは「意外とは思わない。チーム作りを考えれば、やはりV9が理想の形。1、2番がいてクリーンアップにつなぐ。オーダーはすべて日本人ですから」と話した。4番候補の外国人探しに苦戦している楽天にとっては、理想のチーム作りと言える。
 今季、38勝97敗1分け。「ID野球」や巧みな用兵でヤクルトを4度、リーグVに導いた手腕でも、理想に近づくまでには何年かかるのか。島田亨球団社長は「2季目以降は投資フェーズ(段階)。焦らず急がず強いチームを」と話した。指揮官は「メジャーでは88歳が最年長記録という。89歳の新記録まで?世の中そんなに甘くない。1年もっていいところ」と笑ったが、眼光は鋭いままだった。

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