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June 19, 2005 - June 25, 2005

2005.06.25

俊輔の左にブラジル震えた

中村俊輔俊輔の左足が世界王者を震かんさせた。日本は1次リーグB組最終戦で02年W杯優勝のブラジルを苦しめ、2―2で引き分けた。0―1の前半27分、MF中村俊輔=レッジーナ=が27メートルのロングシュートを決め、同点。1―2の後半43分にも俊輔の絶妙なFKがポストに当たり、FW大黒将志=G大阪=が押し込んだ。日本は得失点差で準決勝進出を逃したが、来年のドイツW杯に向けて大きな自信をつかんだ。
終了のホイッスルと同時に5万人近い観衆が立ち上がった。地鳴りのような拍手。2―2というスコアが、限りなく日本の勝ちに近い引き分けだということを、ファンも十分理解していた。日本に向けたスタンディングオベーションがその証拠。逆にカナリア軍団には大ブーイングが響く。電光掲示板には、俊輔の顔がアップで映し出された。「マン・オブ・ザ・マッチ」だ。ロナウジーニョでもロビーニョでもない、日本の10番が栄冠を手に入れた。
 圧巻だった。前半27分、中田英の素早いリスタートが福西を経由、俊輔に渡る。ワントラップでボールを前に置き、左足を振った。約27メートルの弾丸がDFルシオを越える。GKマルコスの左手をはじいた。「いや、もう思いっきり打った。無回転になってボールが揺れていった」俊輔以外のだれもが予期しない衝撃の同点弾に、会場が興奮のるつぼと化した。
 1―2とされた後の後半43分には再び見せ場が訪れた。22メートルの直接FK。俊輔の左足シュートが5枚の壁を越える。右ポストを直撃。FW大黒が跳ね返りを右足で打つ。再び同点。ブラジルと過去6度対戦して、ゴールは95年8月9日の福田正博の1点のみ。それが親善試合ではなく、本気の王者に2発も風穴を開けた。初めてブラジルを追い詰めた瞬間だった。
 「後半の後半はパンチの打ち合いでちょっと面白かった。ブラジル相手でも引くんじゃなくて、打ち合える。それが新しい発見」と俊輔は胸を張る。痛めていた腰はボロボロ。「痛かった。氷とマッサージと電気と超音波を毎日やっていた」と明かす。それでも結果を出した。目標のスペイン移籍も大きく引き寄せる活躍にもなった。
 試合後、ジーコ監督は海外メディアに称賛を浴びた。「中村はすごい!」という問いに「特別なパフォーマンスではない。イタリアでもいつも見せている」と答えた。口元に不敵な笑みが浮かぶ。ブラジルのパレイラ監督も「日本は来年のW杯で偉業を成し遂げる準備ができている」と賛辞を送った。
 日本は1次リーグ敗退のため、24日に帰国する。だが、手には大きな自信と希望をつかんだ。勝負は1年後。ブラジルからの幻の1勝は来年のドイツで挙げればいい。

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2005.06.24

全米女子オープンゴルフ、宮里藍らが最終調整

宮里藍女子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米女子オープン選手権の開幕を翌日に控えた出場選手が米コロラド州チェリーヒルズビレッジのチェリーヒルズCC(パー71)で最終調整に臨んだ。
 宮里藍は午後から9ホールを回り、グリーン周りを中心にコースをチェック。その後は練習場に移ってショット、パットの感触を確かめた。
 不動裕理、肥後かおり、東尾理子、山口千春はそれぞれ比較的軽めの練習で初日に備えた。今季メジャー3連勝を狙うアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)はロレーナ・オチョア(メキシコ)らとラウンドした。
テレビ中継の仕事で現地入りしている岡本綾子が、世界殿堂入りの記者会見に臨んだ。
 世界殿堂の総責任者から花束を手渡されて始まった会見で「米国に来て、すごい偉業なんだと実感した」と柔和な表情で語った岡本。米女子ツアーのボトー・コミッショナーから「外国選手が頑張れるんだということを証明してくれた」とたたえられると、ツアーを転戦していた当時を思い出したのか、涙があふれてきた。

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2005.06.23

日本、ブラジルにドローも準決勝ならず

ブラジル戦サッカーの各大陸王者などで争うコンフェデレーションズカップ1次リーグB組の日本は、ドイツ・ケルンでブラジルと対戦し、2-2で引き分けた。ともに1勝1敗1分けの勝ち点4で並んだものの、得失点差で日本は3位となり準決勝進出を逃した。B組もう1試合は、メキシコがギリシャと0―0で引き分け、勝ち点7で1位通過した。
 日本は前半10分に先制された後、前半27分に中村のミドルシュートで同点に追いつく。その後、ロナウジーニョに勝ち越しゴールを許すものの、後半43分に大黒が再び同点となるゴールを挙げるが、勝ち越し点を奪えず1次リーグ敗退が決まった。
 準決勝は25日(ニュルンベルク)にドイツ(A組1位)―ブラジル、26日(ハノーバー)にメキシコ―アルゼンチン(A組2位)が行われる。
 ジーコ監督「勝ちしか準決勝進出がない状況で、よく戦った。加地のオフサイドがなければ3-2で勝っていた。なぜ取り消されたのか分からない。スペースを与えたが、ブラジル相手にも臆せず戦えたし、最後の大黒も決まってもおかしくなかった。W杯までの1年間は精度を上げ、みなさんの前に現れたい」
 ブラジル・パレイラ監督「われわれは準決勝進出と、代表経験の少ない選手のテストという2つの目的があった。後半は体力的な問題もあり、ブラジルのゲームではなかった」
 中村「ゴールを決めたのは良かったが、予選を突破できなくて残念」
 柳沢 「ボールを持ってパスする相手を探していると奪われた。少しのミスでも間違いなくやられてしまうと感じた」
 福西 「個々では対応しきれないということを感じた。中盤ではそんなに激しく来なかったので前を向けた」
 玉田 「攻撃の流れとしては良かったが、その中で自分が何をやりたいのかを明白にできなかった」
 川淵三郎・日本サッカー協会会長「ブラジルはレベルが高かったが、後半は組織で戦えて、点の入る可能性があったのは今後の楽しみ。大黒のゴールは良かった。1勝1分け1敗だったが良く戦った」
 田嶋幸三・日本サッカー協会技術委員長 「大会には勝ちにきているので、ブラジルと2―2で引き分けたということだけで満足はしていない。ただ、相手を本気にさせたことには、日本の進歩を感じた」
加地、幻の先制ゴール
 前半3分の加地のゴールは、オフサイドの判定で幻の先制ゴールに終わった。
 右タッチライン際からゴール前に走り込み、中央の小笠原からのスルーパスを受けてGKマルコスの脇を破ったが、副審は旗を上げた。微妙な判定にジーコ監督は「スタジアム全体がゴールと判定したと思うが、副審はオフサイドの判定を下した」と不満を示した。

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2005.06.22

亀田、元世界王者1回でぶっ倒した

亀田亀田が元世界王者を179秒でぶっ倒した―。プロボクシング “浪速の闘拳”亀田興毅=協栄=が元WBC世界ライトフライ級王者サマン・ソーチャトロン=タイ=を1回2分59秒、KOで破り協栄ジム移籍初戦を豪快に飾った。試合後はリングサイドで観戦したプロボクサーからの挑発に父・史郎さんが激怒しあわや一触即発の場面も発生。プロ7戦目をKOで決め全勝を守った亀田は次戦、8月に東洋太平洋ランカーと対戦する。
本人も予想できない結末だ。「4ラウンドぐらいで倒せるかなとは思ったけどな。ちょっと早すぎたかもな。お客さんに、金返せ言われるで」元世界王者を179秒で沈める圧勝劇。早すぎる決着に、客席からはブーイングも飛び出した。
 開始2分。亀田の右フックがサマンの左脇腹にめり込む。鈍い音とともに、ひざから崩れ落ちた。「やっぱり世界戦でも12回あれば、1度ぐらいチャンスが来る。チャンスが来ればまとめるのが当たり前やからな」“浪速の闘拳”が、スイッチオン。立ち上がったサマンをロープ際に詰めると左右のフックを連打。2度目のダウン。最後は左ストレートが顔面にヒットすると、元王者はロープにからまるように崩れ落ちた。
 「誰も1回とは予想できへんかったやろな。元世界王者やし、やっぱりうれしいよ」試合後のリング上。上機嫌で試合を振り返ったが、次の瞬間、場内は一瞬にして異様な雰囲気に包まれた。
 「なんじゃこらおまえらはぁ!」インタビュー途中、リング下に向かって怒声を発したのは、父の史郎トレーナーだ。客席のヨネクラジム所属の2選手が、泥酔状態でリングサイドに上がり「お前らかかってこんかい」と亀田を挑発。その一人は今月初め、スパーリングを行い、もつれて倒れた際、馬乗りになりパンチを受けた選手。セコンド陣が史郎トレーナーを何とかなだめ事なきを得たが、あわや大乱闘の様相を呈した。

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2005.06.21

さくらファミリー集合

横峯さくら43位スタートの横峯さくら=サニーヘルス=は71で回り、通算2オーバーの22位までばん回した。次戦のプロミスレディスでは父・良郎さんがキャディーを務め、長姉の留衣=加賀電子=は次姉の彩花さんをキャディーに起用して一家総出の参戦が決まった。
今週の主役は、やはり、さくらだった。予選をぎりぎりで通過したため“裏街道”と呼ばれる10番スタートだったが、最終組より多いギャラリーを引き連れた。14番パー5では、残り218ヤードから7ウッドでピン手前10メートルに2オンに成功。イーグルは逃したが、豪快なバーディーでファンの期待にこたえた。
 「来てくれた方々に見せられるプレーをしたかった」平均スコア74・02の難コースで71で回ったさくらは笑みを見せた。
 波乱の1週間だった。15日にNHKによる取材を一時、却下されたことに不満を持った父・良郎さんがLPGAを痛烈批判。この日、クラブハウス内で良郎さんとLPGA小林洋子副会長らが緊急会談を行う事態に発展した。約1時間の話し合いで和解したことにさくらは「父にはもめ事を避けてもらいたい」とホッとした表情を見せた。
協会との緊急会談のため、大阪から再びクラブハウスを訪れた横峯さくらの父・良郎さん  次戦のプロミスレディスは、専属キャディーの本仮屋沙織さんがプロテスト2次予選に出場するため、良郎さんと今季5試合目のタッグを組む。留衣も彩花さんとのコンビで出場。3姉妹プラス名物オヤジ。さらには母・絹子さんも食事係として帯同する。横峯家総出で挑む。
 「おれが担ぐからには優勝しかないがね」と良郎さんは威勢がいい。「今週、パットに自信が持てた」さくらもツアー2勝目に手応えを感じている。宮里藍(サントリー)が海外遠征で不在が続く中、主役を張り続ける。

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2005.06.20

JR福知山線 55日ぶり運転再開

兵庫県尼崎市の快速電車脱線事故で全面運休していたJR福知山線尼崎―宝塚間(17・8キロ)の営業運転が19日、事故から55日ぶりに再開された。
 戦後の列車事故史上4番目となる107人の犠牲者を出す惨事になった脱線事故は、一つの節目を迎えた。今後は遺族・負傷者への補償と事故原因の解明・捜査が最大の課題となる。
 始発の上り普通電車は午前5時、宝塚駅2番ホームから発車。JR西日本の垣内剛社長が運転士の隣に乗り、事故現場となったカーブを通り尼崎駅へ。
 現場の線路脇では午前4時40分ごろ、南谷昌二郎会長ら同社幹部が集まり黙とう、献花。始発電車がカーブに差しかかると、犠牲者への弔意を表し一斉に敬礼した。垣内社長は乗車後、尼崎駅で「現場を通過した際は身が震える思いがした。心の中で犠牲者と負傷者にあらためておわびした」と話した。
 JR西日本は事故後、国土交通省が運転再開の条件にした新型列車自動停止装置(ATS―P)の導入を進め、快速の所要時間を延ばしたり制限速度を抑えたりした暫定ダイヤを編成した。
 18日には、阪急への乗り換え客のため宝塚駅に設置していた仮設ホームを撤去。遺族・負傷者を対象に補償の説明会を開き、運転再開に理解を求めた。
 JR西日本によると、55日間の運休の影響は乗客延べ約542万7000人、運休した電車は2万1201本に上った。

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2005.06.19

巨人 新守護神・ミアディッチ獲得

MAX156キロの剛腕助っ人を堀内巨人が緊急補強する。7月反攻に向け、新外国人獲得を目指してきた巨人が、米大リーグ、マーリンズ傘下3Aアルバカーキ所属のジョン・バート・ミアディッチ投手=193センチ、93キロ、右投右打=と正式契約を結ぶことが分かった。ミアディッチは重い速球と切れ味鋭いスライダーを武器に、高い三振奪取率を誇るストッパー。期待通りに活躍してくれれば、現在、リリーフに回っている若手投手を先発に回すことも可能で、巨人反撃の態勢が一気に整うことになる。
希望の扉が開かれる。リーグ戦再開を前に、堀内巨人の新外国人補強が決まった。現在3Aでストッパーとして活躍するJ・B・ミアディッチに関して身分照会を終え現地で契約。週明けにも球団から正式発表される見通し。早ければ7月上旬にも来日し、チームに合流する。
 今度こそ期待を裏切らない。ここ数年来、ストッパー不在に悩まされていた巨人は今季、メジャー通算35Sの実績を残したD・ミセリを補強。抑えを任せたが、4月1日の開幕戦、対広島でのリリーフ失敗をはじめ、4試合で0勝2敗と散々。球団のワースト記録となる4月19日にスピード退団するなど大誤算だった。その反省を踏まえ、球団は水面下で極秘に動いてきた。
 その結果、白羽の矢を立てたのがミアディッチだ。これまで外国人選手獲得には、ビデオを現場首脳陣が見ることで合否の判断材料にしてきたが、映像が古い場合もあり正確な分析ができずにいた。そこで今回は、実際に現地で“プロの目”による調査を敢行。現在、ヤンキースのマイナーチームにコーチ留学しているOBの岡崎郁氏にも全面協力を仰ぎ、獲得に踏み切ることを決めた。
 193センチの長身から繰り出すミアディッチの重い速球は、常時約143キロ~153キロを計測。5月30日の3Aオマハ戦では約156キロを出した。切れ味鋭いスライダーもあり、3Aでは29試合を投げて3勝2敗11S、防御率2・20と安定した数字を残している。32回2/3を投げて59奪三振をマークしており、まさに“ドクターK”の活躍ぶりだ。
 新助っ人が加入することで、ウルトラ反攻が一気に始まる。現在、チームの抑えは久保、林、木佐貫の3人が務めているが、ここにミアディッチが入ってくることで、1人を先発に回すことが可能。ローテーション入りが有力視されるのは久保で、夏場の連戦続きでも盤石の先発陣を組める。一気反攻への道は、ミアディッチ獲得で鮮明に切り開かれることになる。
◆ジョン・バート・ミアディッチ1976年2月3日、カリフォルニア州トーランス生まれ。29歳。サンディエゴ大から97年ドラフト外でレッドソックスと契約。その後、Dバックス、エンゼルスと移り、昨年はパドレス、レンジャースでプレー(メジャーはエンゼルスのみ)。今季はマーリンズ傘下3Aアルバカーキで29試合に登板し、3勝2敗11セーブ、防御率2・20。メジャー通算は12試合で0勝0敗。防御率6・75。193センチ、93キロ。右投右打。

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