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March 20, 2005 - March 26, 2005

2005.03.26

濡れ手に粟のソフトバンク

4600737312_0324top「白馬の騎士」がホリエモン退治に現れた。ライブドアに対する防衛策としてフジは、ソフトバンク系のSBIと連携して、買収されそうな企業が別の友好的な企業に先に買収してもらう「ホワイトナイト(白馬の騎士)」を選択した。
 SBIは、ニッポン放送が保有するフジ株のうち、発行済みベースで13・88%を、議決権ベースでは14・67%を借り受け、一躍フジの筆頭株主に。一方で、ニッポン放送が持つフジへの議決権は消滅した。
 ライブドアが同放送の経営権を握るのが確実となったため、あらかじめフジ株を移すことで、フジへの間接支配を排除した。この「ホワイトナイト」作戦は、ニッポン放送の所有する価値を減らす「焦土作戦」の効果もある。
 SBIの北尾吉孝最高経営責任者(CEO)は、都内で会見し「ホワイトナイトを買って出る気はないが、望まれるならば“大人の解決”をする知恵がある」とし「(堀江氏が)テレビでペラペラ何でもしゃべっているのを見て、M&A(企業の合併・買収)を知らないなと思う」とホリエモンを皮肉った。
ライブドアとソフトバンクはともに昨年、プロ野球参入を巡って注目されたIT企業。今回も、ライブドアが模索したフィールドにソフトバンクが“後出しジャンケン”で割り込み、「濡れ手に粟(あわ)」でフジの筆頭株主の座を射止めた構図となった。
 高木勝・明大政経学部教授は「ソフトバンクは野球でも、苦労せずに審査もないままホークスを手中に入れたが、今回も似たような状況」と語った。
 ニッポン放送がSBIに貸し株する期間は2010年4月1日までの約5年間。同放送は大和証券SMBCにもフジ株を約8・6%貸している。同放送はもともとフジ株を約22・5%保有していたが、今回の貸し株で保有するフジ株はゼロになった。
 貸し株の理由について、フジ、ニッポン放送、SBIの3社は表向き、新ベンチャー企業育成を目的とする投資ファンドを共同出資で設立するためとしている。目的を、買収回避策ではなく事業推進と強調することで、株主代表訴訟などの法廷闘争や、商法上の問題追及をかわす狙いがある。
 “IT業界の巨人”ソフトバンクの登場で、一度は提携への動きもみられたライブドアとフジの争いは、また別の局面を迎えた。北尾CEOは「ソフトバンク(本体)とは関係のない決定で、孫社長にはまだ話していない」と、孫社長との関与は否定したが、「白い騎士」の正体が孫社長である可能性も否定できない。堀江社長の久留米大附設高校の先輩(孫社長は中退)でもある孫社長が“堀江つぶし”の背景に見え隠れしている。

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2005.03.25

ホリエモン、フジ買収凍結

ph_01歓喜なき“勝利者”が、そこにいた。奥歯をかみしめて、会見場に姿を見せた堀江社長。2月8日に幕を開けてから、市場はおろか世間を巻き込んだ43日間の攻防。だが、勝利を収めた堀江氏は約30分間の会見で「へへへっ」という、いつもの笑顔は最後まで見せなかった。
 待ちに待った司法判断が下った。東京高裁が、ニッポン放送による新株予約権の発行を差し止めた地裁決定を支持。堀江氏は会見で同放送株を「過半数近く取得している」と認め、構想通り6月の株主総会で、自らの「社長就任」も含めた経営権の完全掌握への扉が、ついに整った。
 だがこの日、口をついたのは、ニッポン放送への、あまりに低姿勢な発言だった。社員を「従業員様」と呼び「幸せになるような事業をしたい」「(リストラなど)心配することはない」と連発。これまでの「支配する」など感情的なトーンを抑え、穏やかな口調で「亀渕社長の続投」にまで触れてみせた。
 背景には「真の狙い」とされるフジ買収への道のりが険しくなったことがあるようだ。ニッポン放送掌握後、フジ株の株式公開買い付け(TOB)などで攻勢を強めるとみられたが、フジ側も防衛策を強化。ライブドアはこの日午前、急きょフジ株取得の凍結を発表した。「フジ株を取得する際は(フジ側の)事前了承を取りたい」と熊谷史人取締役。これ以上の関係悪化は避けたかったとみられる。
 ニッポン放送も、社員が「総意」としてライブドア支配に反対する声明を出し、反発を強めている。子会社売却や社員の大量流出が予想され、ライブドアが経営権を握っても、運営が「うまくいくかどうかは未知数」(市場関係者)。堀江氏が「力を貸して欲しい。(放送事業について)教えを請いたい」と呼び掛けたのも、こうした状況を考慮したようだ。
 ただ一方で、カメラマンが背後から撮影しようとすると「先日の会見で(手元の文書を)隠し撮りされた。後ろから撮るのはやめてください」と制止し、カメラマンをにらみつける一幕も。メモに何が記されていたのか不明だが、したたかな“計算上の低姿勢”だった可能性もある。さらに「(フジ株の買い増しの凍結も)半年後、1年後はわからない」ともぽつり。あくまで“和戦両にらみ”のホリエモンなのは間違いない。

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2005.03.24

四番は清原だ

4456426427_0322kiyohara決断の時はきた。オープン戦残り数試合となり、開幕を意識した真剣勝負がいよいよ始まる。横浜戦から「ベストの布陣で臨む」と話してきた堀内監督は、そこで披露するオーダーこそが開幕戦のスタメンと位置づけてきた。戦国ペナントレースのスタートを切るための2005年の新打順。その4番に据えるのは、やはりこの男、清原しかいなかった。
 決めた。今季からスピード野球への転換を図り、覇権奪回を目指す堀内監督は、キャンプ、オープン戦を通じ開幕4番はだれが適任か、じっくりと見極めてきた。候補は2人、清原と小久保。ともにここぞの勝負強さ、強烈な存在感がある。どちらも巨人の4番を担えるだけの実力、実績は十分。それでも、オープン戦の4番としてここまで結果を残し、全力疾走を怠ることなく、それほど今年は万全の状態である清原に対し、指揮官が「開幕4番」を決断するのはごく自然の流れだった。
 清原を核とした最強打線が編成される。「高橋由―清原―ローズ」というクリーンアップを組みながら、一方で6番・小久保をもう一人の4番としてとらえ、新打線をより機能させる狙いもある。「ローズ―小久保―キャプラー」という2つ目のクリーンアップがあることで、打線の破壊力は倍増する。
 「セ・リーグのチームとの対戦になるし、本番を見据えた戦いをする。主力にもフルで出てもらうし、公式戦と同じような展開に持っていく」山本ヘッドコーチの戦闘モードにもスイッチが入った。西武戦から2試合、発熱による体調不良で欠場していた高橋由もスタメン復帰する予定で、ベストメンバーで開幕までの助走期間を突っ走り、スタートダッシュへの道筋をつけることになる

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2005.03.23

林家正蔵でございます。

落語家の林家こぶ平が9代目「林家正蔵」を襲名、東京・上野の鈴本演芸場で披露興行に臨んだ。
 正蔵はほおを紅潮させて高座に上がり「林家正蔵でございます。どうぞよろしく。みなさまの温かい気持ちがうれしい」とあいさつ。人情話「子は鎹(かすがい)」をじっくり演じ、満員の客席から「正蔵!」「9代目!」と熱い声援を受けた。 披露の口上で、落語協会の三遊亭円歌会長は「正蔵という大きな大きな看板ができ上がりました。ご一緒に祝っていただきたい」「新しい正蔵はこれから一生懸命勉強して参ります。我々ベテランにも、いいライバルができた」と九代目を激励し三本締めの音頭を取った。
 正蔵は江戸時代から続く落語界の大名跡。「口上」では、新・正蔵が緊張の面持ちで頭を下げる中、八代目正蔵門下の林家木久蔵さんらがあいさつ。
 終演後、正蔵は「身が引き締まる感じ。レパートリーを増やして、おやじ(落語家の故林家三平さん)のおはこもやっていきたい」と話した。
  正蔵は7代目正蔵の孫。落語協会によると、「正蔵」は江戸時代から続く名跡で、25年ぶりの復活となる。
 披露興行は4月末まで東京の寄席を回った後、全国各地で行われる。

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2005.03.22

G・ゴールズ勝っちゃった

kin1タレントの萩本欽一さんが監督を務める社会人野球のクラブチーム「ゴールデンゴールズ」のデビュー戦が約1万8000人のファンで埋まった水戸市民球場であり、プロ野球OBのマスターズリーグ選抜相手に5―4で勝利した欽ちゃんは「勝っちゃったよ。うれしいね」と跳びはねた。
 相手はプロ野球OBチームによるマスターズリーグ選抜。40歳代が中心とはいえ、レベルは高い。ヤクルトなどで活躍した内藤投手らを打ち崩し逆転勝ち。
「昨日夢に野球が出てきちゃって」と話す萩本さんは特製の金色のヘルメットにグラブ姿で登場。マイクを片手に選手や観客に声を掛け、試合前の雰囲気を盛り上げた。試合中はベンチの外に出て選手や観客、時には審判員を相手にトークを展開。自分のチームの選手がエラーした場面では、観客席に向かって頭を下げ「あの選手は2、3か月後にはいなくなりますから」と冗談を言う場面も。
 マイク持参で実況しながら指揮を執った欽ちゃん。「勝ったことより、これからもっとがんばれと大きなプレゼントをもらった気がするね」
試合後、萩本さんは「プロ野球のOBの先輩から大きなプレゼントをもらったようです。野球はわくわく、ドキドキなどいろんな気分にさせてくれます」と話していた。
 マスターズリーグ選抜の土橋正幸監督は「初戦を勝ったことで、自信をつけたのでは」と新チームに期待を寄せていた。 

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2005.03.21

おじんパワーの楽天

0319rakutenプロ野球楽天の公式球団歌「羽ばたけ楽天イーグルス」が完成、4月中旬にCD化される。マーチング調の覚えやすいメロディーがスタジアムにこだましそうだ。
 作曲は若手作曲家藤巻浩さん。Jリーグ1部(J1)磐田の応援歌「グラシアス・ジュビロ」も手がけた。「楽天が末永く愛されるように」とメロディーはシンプルなものに。「杜の都に燃ゆる風」「銀河鉄道は願い乗せ」など東北各県を意識したフレーズをテンポよく刻む。
 地元でのお披露目は4月1日の西武戦になりそうだ。

岩隈、一場の若い力だけじゃない。楽天には、経験と実績豊富なベテランがいる。35歳以上の“おじさんパワー”で、昨年日本一を達成したヤングレオ 軍団に競り勝った。
 先発した36歳の小池が老獪さを見せつけ、35歳の金田そして37歳の河本は1軍合格だ。先発マスクの38歳、中村の好リードも光った。36歳の飯田のセーフティースクイズ、36歳の山崎が、左中間スタンドにオープン戦1号。
新球団にとって、経験豊富でハングリーな“おじさん戦士”はやはり欠かせない存在だ。

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2005.03.20

安藤美姫

1-A-20050319001708845Mモスクワのルジニキ競技場で女子のショートプログラム(SP)が行われ、予選で全体3位の安藤美姫(愛知・中京大中京高)が、ノーミスの演技で4位の好位置をキープした。
 予選は6位だった荒川静香も、まずまずの内容で6位とし、フリーでは上位6人による最終グループに入った。予選4位の村主章枝は、ジャンプでの転倒が響き、順位を8位に下げた。
 首位はイリーナ・スルツカヤ(ロシア)。2位にサーシャ・コーエン(米)、3位にカロリナ・コストナー(イタリア)がつけた。
 4位の安藤と3位のコストナーはわずか0・31点差。2位のコーエンから8位の村主までが6・31点差の中にひしめく混線でフリーを迎える。
 緊張でガチガチ。苦手なステップも今にも止まりそうなスピードで何とかこなし、とにもかくにもノーミス。この大会、“大人の演技”を目標に掲げる安藤は、「今日はすごい子どもっぽかった」と苦笑いした。
 それでも、ミスが出た荒川、村主の2人のお姉さんを従えての4位は立派だ。前日の練習後、疲労性の左足首痛が悪化し、急きょ冷やして対処した。この日も「ちょっと気になっていた」。だが、冒頭で難しい3―3回転の連続ジャンプをしっかりと決めた。その後も集中力を維持。恐るべき精神力だった。
 SPだけなら7位。だが今季の安藤は、ミスが多かったのはSPの方で、フリーで順位を伸ばしていた。得意の4回転ジャンプに挑戦するかと聞かれ、「美姫のプログラムは4回転だけが見せ場じゃないから」と答えた。
 17歳は、難局を乗り切ったことで、また一つ自信を深めた。
 最後のフリーに向け、「去年(4位)よりも順位を下げないようにしたい」と言う。プレ五輪の世界選手権は、昨年とは厳しさも違うはずだが、彼女ならやってのけてしまうかもしれない。そんな、説得力があった。

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