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2005.08.06

自民執行部の切り崩し策は仁義なき説得工作

郵政民営化法案の参院での採決が迫る中、自民党執行部の激しすぎる「説得工作」の中身がわかった。呼び出しを受けた自民党反対派の1年生参院議員が取材に答え、「公明党幹部が同席のもと選挙の話をされた」と激白。“反対派の顔”亀井静香元政調会長の兄・亀井郁夫参院議員も「他党と組んで議員を説得するのは情けない」と批判した。だが、反対から賛成にまわる議員も徐々に増えており、執行部サイドの勢いが増しているのは確かだ。
「話を聞きたい」―。ある1年生議員のもとに、自民党執行部から呼び出しがあったのは先週末。その幹部は「選挙になったらどうするのか」「公認をもらえなかったらどうするのか」などと問いかけたという。途中から公明党幹部も同席、「10分」と言われた話し合いは40分に及んだ。
 「なぜ公明党まで呼ぶんだろうと思いました」と1年生議員。「もし、賛成したら選挙では公明党も協力する」といったあからさまな説得工作。先輩議員を前にして「反論できなかった」悔しさから、途中で涙がにじんだという。
 さらに、説得工作は続いた。自民党の永岡洋治議員が自殺した1日、先輩の参院議員から「選挙のことを考えるなら色んな話を聞いたほうがいい」と、またも話し合いの誘いが―。当初、自民党議員2人との会談予定が、いつのまにか公明党幹部2人も同席することになっていた。
 個室での4対1の状況。「『何、それは?』と思った。4人はあんまりじゃないですか」と1年生議員。「私はこういうやり方は嫌いなので、お断りさせていただきます」と、その話し合い出席を断ったという。
 なりふり構わぬ執行部の議員説得の状況を党参院議員総会で批判した亀井郁夫議員は「色んな形で説得活動を行っているのはわかります。ただ、他党の役員同席で説得するのはやってはいけない。情けない」とソフトな語り口ながらも、厳しい言葉を並べた。また、永岡議員が自殺した翌日に説得工作を行おうとしていたことについても、「そういうことはやっちゃいけない」と猛批判した。
 「公明党を使うのは青木幹雄参院議員会長の求心力が低下している証拠。これでは自民党の着ぐるみを着た『公明党内閣』」と、ある民主党関係者。だが、参院関係者は「反対派議員の中から新たに数人が賛成に回った模様だ」と話した。執行部サイドの「重要ポスト」と「選挙」を武器にした切り崩し工作が着実に功を奏しつつあるのは確かだ。
 亀井議員のもとにも一度、執行部議員が訪れ「協力してくれ」と説得しに来たという。「『本当はあなたも反対ではないですか』と言いました。すると、その幹部も『私も本当は反対なんだ。立場上、仕方ない』と話していました」と明かす。8日の採決予定日まであとわずか。悩める議員たちを巡る攻防は最終局面を迎えている。

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