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2005.08.04

反町隆史「杉原千畝さんの魂入った」

俳優の反町隆史主演の日テレ系「終戦60年ドラマスペシャル 六千人の命のビザ(仮)」今秋放送のロケが、リトアニアの首都・ビリニュスで行われている。同国で日本のドラマを撮影するのは初めて。第2次世界大戦中、同国でユダヤ人にビザを発給し「日本のシンドラー」と呼ばれた故・杉原千畝さんを描く物語。反町は「千畝さんの魂が入った」と手応えをつかんでいた。
 カトリック教会が建ち並ぶ旧市街が世界遺産に登録されたビリニュス。気温30度近い猛暑の中、ビリニュス駅構内でクライマックスの撮影が行われた。
 リトアニアから退去を求められた千畝が、駅のホームまで押しかけるユダヤ人に出発直前までビザを書きなぐるシーン。無情にも列車は動き出し、千畝は「もう書けない」と涙する。80人のエキストラを相手に迫真の演技で対抗した反町は「無の状態になって、千畝さんの魂が入ったように感じた」。心身ともに千畝になりきった瞬間だった。
 リトアニアで日本のドラマ撮影が行われるのは初めてで、現地の新聞各紙も報道。BBCの番組などを手がける現地の制作会社「バルチック・フィルム・サービス」の協力で50人のリトアニア人スタッフが参加し、オーディションした140人の現地エキストラも出演。法律で一日12時間労働が定められているため、白夜で午後11時まで明るいが規定時間以上の撮影はできない。ロケ現場には必ず警官がつき、日本語、英語、リトアニア語が飛び交う国際色豊かな現場だ。
 反町は日本語で話し、リトアニア人のセリフには後日、日本語吹き替えをつける。異なる言語のキャッチボールという難演技だが、反町は「努力と慣れ。お互い目を見て芝居すれば分かり合える」と自信たっぷり。同国は初訪問だが「本当にきれいな街。芝居の臨場感がリアルに伝わるので、ロケできて良かった」と笑顔を見せた。
 ドラマは千畝の妻・幸子さん(92)がつづった「六千人の命のビザ」が原作。反町は青年期から68歳までを演じる。外務省の反対を押し切ってビザを出すことへの葛藤(かっとう)など、千畝の人間らしさを中心に描く。
 反町が実在の人物を演じるのはNHK大河「利家とまつ」の織田信長以来。自分より目の前の命を救おうとする千畝の姿に感動したという。「葛藤の中で決断した姿に、人間としての深さを感じる。僕自身、人に対して思う気持ちが欠けている部分や、自分の価値観を人に要求してしまう部分を改めたいと思った」と心も新たにしていた。ロケは5日まで行われ、帰国後、今月中旬にクランクアップする。
◆杉原 千畝(すぎはら・ちうね=1900年1月1日~86年7月31日)早大在学中に外交官試験に合格。37年にフィンランド・ヘルシンキ勤務を命じられ、39~40年までリトアニア領事代理。ナチスの迫害でポーランドからリトアニアに逃れてきたユダヤ人に2139枚ものビザを発給し、約6000人の命を救ったといわれる。終戦後、外務省から辞職勧告。85年にイスラエル政府から「諸国民の中の正義の人賞」を受賞。ビザを書いたリトアニア・カウナス市の旧日本領事館は杉原記念館として保存され、千畝通りや千畝像がつくられた。

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