石原都政、特別職3人が辞表
石原慎太郎東京都知事の側近の浜渦武生副知事に都議会自民、公明両党が「独裁政治をしている」と辞職を迫る中、別の副知事ら特別職3人が、都政混乱の責任を取る形で石原知事に辞職願を提出したことが分かった。
石原知事は定例会見で辞職を認めるかどうかは「わたしが決めること」とし、浜渦氏の進退を含めた特別職人事について「結論を出した」と述べた。週明けに議会側に伝える方針。
辞職願を出したのは福永正通、大塚俊郎両副知事と横山洋吉教育長。浜渦氏は石原知事が衆院議員時代の秘書。1999年4月の石原知事初当選後、特別秘書を経て2000年6月副知事となり、昨年6月再任された。
会見で石原知事は、都幹部が施策を説明する際、浜渦氏がいつも同席してきた実態を「考えてみればおかしな話」と指摘。「これから恐らく新しい態勢で、わたしの考え方を披歴し、徹底するよう努力する」と語った。
複数の都幹部によると、浜渦氏は庁外活動が多い石原知事の代理として、次第に情報や人事権を独占。浜渦氏が認めないと、幹部が石原知事に報告することもできなくなったという。
浜渦氏は特定の幹部としか会わず、会えない幹部は文書で報告。「お手紙方式」と呼ばれ、浜渦氏が文書に丸印を付けないと施策を進めることもできなかったとされる。
反発した都議会自民党などは、浜渦氏の議会答弁内容を問題視し百条委員会を設置。百条委は浜渦氏が疑惑をでっち上げるため、民主党に質問を依頼したとして、依頼を否定した浜渦氏の証言を「偽証」と認定、告発する姿勢を見せている。
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